Googleの検索窓にキーワードを入力した際におすすめのキーワードとして出現するのが、サジェストキーワードです。

このサジェストキーワードを利用して自社のサービスや商品の宣伝をすることを、Googleサジェスト広告といいます。

本記事では、Googleサジェスト広告とはどのような仕組みで出現するのか、他のweb広告とどのような点が違うのかなどを解説します。

気になる費用や注意点も紹介するので、新しいweb集客方法を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

サジェスト広告ならKENSAKU

Googleサジェスト広告とは？

Googleサジェスト広告とは何なのか、基本の情報をチェックしてみましょう。

web広告にはさまざまな手法がありますが、そのなかでも低コストで効果が高いと注目されているのがGoogleサジェスト広告です。

これから導入を検討している方は、まず基礎知識を抑えていきましょう。

Googleサジェスト広告の仕組み

Googleサジェスト広告とは、Googleでキーワードを入力した際に一緒に検索されることが多いキーワードをおすすめしてくれるGoogleのサービスです。

公式にはオートコンプリート機能と呼ばれています。

例えば、「化粧水」と検索した際、以下のようなおすすめのキーワードが表示されます。

化粧水　30代

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これらのサジェストキーワードが出現することで、検索者は目当ての情報にたどり着きやすくなります。

また、このときに自社の商品やサービス、メディアに関するキーワードが出現すれば、宣伝効果が高まり売上につながりやすくなるといったメリットがあります。

Googleサジェスト広告の調べ方

自社のサービスや商品がGoogleサジェストに表示されているかを確認する方法は、おもに2とおりあります。

自分で検索して調べる方法と、ツールを使って調べる方法を紹介します。

自分で検索して調べる方法

今すぐ簡単にサジェストキーワードを調べる方法として、自分で検索する方法があります。

Googleの検索窓に自社のサービスや商品に関係するキーワードを入力し、実際にどのように表示されるかを見てみましょう。

なお、Googleは検索者のこれまでの検索キーワードや傾向を把握して最適な結果を出すようなシステムが整っており、誰でも同じ結果になるわけではありません。

そのため、検索する際はシークレットモードやプライベートモードを使うようにしましょう。

これらのモードを使うと、自分の過去の検索履歴に左右されずに検索結果を確認できます。

ツールを使って調べる方法

もう一つはツールを使ってサジェストキーワードを調べる方法です。

ツールといっても、ラッコキーワード、ウーバーサジェスト、Googleキーワードプランナーなど、無料で利用できるツールは多数あります。

サジェスト効果を狙いたいキーワードを入力すると、どんなキーワードがよく検索されているか、どれくらいのボリュームで検索されているかなどが確認できます。

直接検索窓に打ち込んで確認するよりもより効果測定がしやすい場合もあるので、ツールも上手に活用していきましょう。

Googleサジェスト広告と他広告の違い

Googleサジェスト広告は近年注目を集めている宣伝方法ですが、web広告の形はほかにも多数あります。

それぞれにどのような特徴があり、Googleサジェスト広告とどう違うのかを紹介します。

今後web広告に力を入れたい方はぜひ比較してみてください。

バナー・ディスプレイ広告

バナー・ディスプレイ広告は、ページのヘッダーやサイドバー、コンテンツの途中などに表示される画像形式の広告です。

画像なので商品やサービスのイメージを伝えやすく、デザインによっては文字も目立たせることが可能です。

商品を魅力的に見せたい、価格をアピールしたいときなどに有効です。

ただし、コンテンツの途中などに挿入されるバナー・ディスプレイ広告は利用者にとってページを読みにくくする可能性があり、コンバージョンが低くなる可能性もあります。

テキスト広告

テキスト広告は、Googleなどの検索結果に表示される広告です。

検索されたキーワードによって表示されるので、検索者の意図に沿いやすく、クリックや購入、サービス利用の申し込みにつながりやすくなるというメリットがあります。

一方で、検索ボリュームが大きいキーワードの場合は出稿の単価が高くなります。

予算によってはテキスト広告が出せなかったり、出せても回収できるほどの売上につながらない可能性もあるので注意しましょう。

SNS広告

SNS広告は、Twitter、Instagram、facebook、YouTubeなどのSNSに出稿するスタイルの広告です。

SNSにもよりますがターゲットを細かく指定できるので、ユーザーの年齢や性別、過去の検索などに応じてより最適な相手に広告を届けることが可能です。

画像だけでなく動画や音声つきで配信ができるので、サービスの内容をより具体的に教えられるというメリットもあります。

また、ただ商品やサービスを宣伝するのではなく、ユニークな内容にすることで興味を持たれやすいのもSNS広告ならではの特徴です。

リスティング広告

リスティング広告はGoogleなどの検索エンジンで特定のキーワードを検索したときに表示される広告です。

テキスト広告が検索結果のサイドバーやコンテンツページに表示されるのに対して、リスティング広告は検索結果の上部など目立つ場所に大きく表示されるのが特徴です。

検索者の意図に沿った広告を出稿できるので興味を引きやすく、真っ先に目に飛び込んでくるのでクリック率も高くなります。

ただし、ネットリテラシーが高い方はリスティング広告を避けて検索結果を確認するケースもあります。

また、テキスト広告と同様に検索ボリュームの大きい気ワードほど単価が高くなる、クリック回数に応じて費用が不規則に変わるといったデメリットもあります。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、ブログやSNSなどで商品やサービスを紹介してもらい、購入や資料請求などが発生した段階で費用を支払う形式の広告です。

成果報酬型なので出稿するだけで費用がかかるということがなく、低コストで運用したい方におすすめです。

ただし、有名なブロガーなどが宣伝すると費用が高額になる可能性もあります。

また、近年はアフィリエイト広告への規制も強まっており、虚偽の宣伝などがあると宣伝元の信頼性が落ちる危険性があります。

サジェスト広告

web広告のなかでも近年注目を集めているのが、サジェスト広告です。

サジェスト広告は他のweb広告に比べて費用が安く、即効性が高いのが特徴です。

検索キーワードにおすすめする形で自社の製品やサービスの名称を出現させられるので、リスティング広告のようにわざとらしくなく自然にアピールができます。

広告を避けたいと考えている方にも情報を違和感なく伝えられ、商品やサービスを知ってもらうきっかけになるでしょう。

サジェスト広告を活用するメリットは、次の章でも詳しく解説していきます。

Googleサジェスト広告のメリット

Googleサジェスト広告を活用するメリットを見ていきましょう。

web広告のなかでも低コストで即効性が期待できる方法ですが、なぜ効果的な集客ができるのかの理由もチェックしてみてください。

売上・集客UPにつながる

Googleサジェストのキーワードがポジティブな内容であれば、売上や集客のアップにつながります。

検索したときにいいキーワードが並んでいると、検索者は「この商品はいい口コミを集めている」「このサービスは信頼できそう」と感じます。

数ある商品やサービスのなかからより良いものを選びたい人にとって、ポジティブなキーワードは購買意欲をそそる要因の一つになってくれるでしょう。

また、関連するキーワードで自社の商品やサービスのキーワードをサジェストで出現させることにより、認知度アップにもつながります。

結果が出るまでがスピーディー

低コストなweb広告も多数ありますが、サジェスト広告はそのなかでも結果が出るまでが早いというメリットもあります。

コストを抑えたweb広告の一つにSEO対策があり、これはコンテンツを充実させたりサイトのドメインパワーを強化したりといった方法です。

SEO対策は効果が出るまでに数か月かかり、さまざまな施策が必要です。

ですが、サジェスト広告なら業者に依頼した後すぐにサジェストキーワードが表示されやすく、早く結果を出したい方におすすめです。

SEO対策の担当者がいない、時間をかけられないという中小企業にも、サジェスト広告の運用は効果的です。

低コストで広告効果を期待できる

Googleサジェスト広告のメリットとしてあげられることが多いのが、低コストで高い広告効果を期待できるという点です。

web広告といえば検索結果に応じてトップに表示されるリスティング広告が代表的ですが、リスティング広告はボリュームの大きいキーワードほど単価が高くなる、クリックに応じて費用が変わるといったデメリットがあります。

大手企業でない限り、リスティング広告の費用を回収するのは難しいといえます。

ですが、サジェスト広告は依頼する業者によるものの、一日1000円台から依頼が可能です。

広告に予算をかけられないもののwebからの流入を増やしたい中小企業や個人店などにとっては、メリットが大きいでしょう。

検索者からいい印象を持ってもらえる

サジェストキーワードにポジティブなキーワードが表示されると、検索者からいい印象を持ってもらえます。

例えば「渋谷　ホテル　人気」などのキーワードで自社の施設が表示されれば、人気のあるホテルだと認識してもらえます。

「30代　化粧水　おすすめ」なども同様です。

口コミサイトなどをいちいち確認するのが面倒、いい商品をすぐに購入したいと思っている検索者にとっては、サジェストキーワードは購入につながる大きな要因といえます。

サイトやSNSのアクセス数ＵＰにつながる

サジェストキーワードで自社の商品やサービスが表示されると、検索者の関心をひきやすくなります。

そのキーワードで検索し、サイトやSNSが表示されるとクリックにつながります。

結果、アクセス数がアップし商品やサービスの認知につながります。

今すぐに購入したいと思っていない層でも、SNSをフォローしてもらえれば定期的に新商品やセール情報をお知らせでき、見込み客へのアプローチも可能です。

また、サイトがきちんと整っているとユーザーに信頼感を与え、「ここのサービスなら購入してもよさそう」と思ってもらいやすいです。

サジェスト広告を検討するなら、その後にたどり着きやすいサイトやSNSを整備することも忘れないようにしましょう。

サイトのドメインパワーがUPする

サジェスト広告によって自社サイトへのアクセスが増加すると、サイトのドメインパワーのアップにつながります。

ドメインパワーがアップすると、サイト全体のGoogleからの評価が高まります。

コンテンツページが検索結果の上位に表示されやすい、被リンクを獲得しやすくなる、インデックスされるのが早くなるといった、SEO対策にもつなげることが可能です。

これらによってさらにサイトへのアクセス数が高まり、商品やサービス、ひいては企業の認知にもつながります。

SEO対策にはさまざまな施策がありますが、ドメインパワーを高めるには時間がかかります。

そのため、サジェストキーワードを獲得してドメインパワーを少しでも高めていくことも大切です。

広告感がなく信頼されやすい

Googleサジェスト広告は、リスティング広告やテキスト広告とは違い広告感がなく、信頼されやすいです。

近年はさまざまな形の広告が表示され、よくweb検索を使う方は最初から広告を避ける傾向にあります。

また、過激な表現の画像や動画の広告にうんざりしているという方も少なくありません。

一方でサジェスト広告は、自分が検索したキーワードに沿った内容が表示されるだけです。

そのため、広告を避ける方にとっても自社の商品やサービスを適切に届けることが可能です。

Googleサジェスト広告のデメリット

Googleサジェスト広告は低コストでスピーディーに結果を出せるweb広告ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。

実際に業者に依頼する前に、Googleサジェスト広告を運用することでどんな問題が起こりうるかを把握しておきましょう。

ネガティブなキーワードが出現する可能性がある

Googleサジェスト広告はポジティブなキーワードだけでなく、ネガティブなキーワードで出現する可能性もあります。

サジェストキーワードは多くの人が検索するキーワードなどを元にしているため、評判が悪かったり怪しいと感じる人が多かったりするとマイナスな印象を与えるキーワードが多くなってしまうことも理解しておきましょう。

また、サジェストキーワードを悪用して、特定の商品やサービス、人物を誹謗中傷するようなキーワードが出現することもあります。

後述しますが、悪質なサジェストキーワードは見つけ次第削除依頼をすることをおすすめします。

ジャンルによっては対策ができない

Googleサジェスト広告は、宣伝したい商品やサービスのジャンルによっては対策ができません。

Googleでは、暴力的、差別的、アダルトなど、公序良俗に反する内容では対策できないように決められています。

これらの内容でweb集客をしたいと考えている企業は少ないかもしれませんが、キーワードによってはGoogleに危険視される可能性もあるので注意しましょう。

効果測定が難しい

Googleサジェスト広告は、出現したキーワードからの自然流入を狙うweb集客方法です。

そのため、サジェスト対策での流入なのか、自然検索の流入なのかを判断しにくいです。

キーワードを変えることでどのような変化があるかといったABテストもおこないにくく、施策として実際に運用するのは非常に難しいでしょう。

サジェスト広告以外の施策も同時におこなっている場合は、さらに難航する可能性もあります。

Googleサジェスト広告にかかる費用

Googleサジェスト広告を実際に導入する際、気になるのが費用です。

どのくらいの費用感なのかを事前に確認しておき、長期間の運用が可能か、回収できるだけの売上を期待できるかを考えておきましょう。

1日1,500円程度が相場

Googleサジェスト広告は1日1500円程度、月額では45000円程度が相場です。

自社で運用するのは難しく、専用の業者に依頼するのが一般的です。

そのため費用はかかってしまいますが、リスティング広告の月額の相場が20～30万円であることを考えると大幅にコスパがいいといえるでしょう。

成功報酬型が多い

Googleサジェスト広告は成功報酬型が多く、余計な費用がかからないというメリットもあります。

検索キーワードによって表示された場合のみ費用が加算されるので、できるだけ広告費用をおさえたい方におすすめです。

毎日表示されたとしても5万円以内で済み、表示回数が少ない場合は別のキーワードを狙うなどの対策もできます。

業者選びは慎重に！

Googleサジェスト広告を取り扱う業者は多数ありますが、業者選びは慎重におこなうことが大切です。

なかには海外のIPアドレスで強引にキーワードを表示させるようなやり方をしている業者もあります。

怪しい動きが見られると、Google側が独自にペナルティを与える可能性もあります。

せっかく業者に依頼したのに自社のサイトやSNSが一切表示されなくなってしまうというケースも考えられます。

業者を選ぶ際は、どのような方法でGoogleサジェスト広告の対策をしているか、どんな実績があるかをきちんと確認しましょう。

ネガティブなサジェストワードが表示されたときの対処法

Googleサジェストキーワードは、「怪しい」「最悪」「やばい」など、ネガティブなキーワードが出現することがあります。

それだけでなく、個人や特定の商品、サービスを誹謗中傷する内容もあります。

商品やサービスの信頼度を下げるだけでなく売上、集客の低下にもつながってしまうので、見つけ次第早めに対策をしましょう。

個人でもできるサジェストキーワードの削除依頼方法を解説します。

「不適切な検索候補の報告」をクリック

Googleの検索結果に表示させたくないキーワードが出ている場合、「不適切な検索候補の報告」をクリックしましょう。

削除したいキーワードを表示させると、サジェスト一覧の右下に「不適切な検索候補の報告」と書かれたリンクが出てきます。

クリックすると削除依頼の専用フォームにつながるので、そこから簡易的な削除依頼が可能です。

削除したい検索ワードと理由を選ぶ

「不適切な検索候補の報告」の専用フォームには、サジェストキーワード一覧が表示されます。

そのなかから削除してほしいキーワードを選択していきましょう。

削除してほしい理由も選択していきます。

関連性が低い

暴力的・残虐的

性的表現・下品な表現

差別的な表現

中傷的な表現

危険または有害

その他の理由で不適切

施策の方向性などに合わせて、適切な理由を選択すれば、削除依頼は可能です。

ただし、検索者の知りたい情報にアクセスできなくなることを防ぐため、最終的な判断はGoogleにゆだねられます。

報告したからといってかならずネガティブなキーワードが削除されるわけではないので注意しましょう。

「Googleからコンテンツを削除する」にアクセス

「不適切な検索候補の報告」は簡易的な削除依頼ですが、より重要度の高い削除依頼をする場合は「Googleからコンテンツを削除する」という方法もあります。

同様の方法でキーワードを表示させたら「法的な問題に関するヘルプページ」というリンクがあります。

これをクリックすると、Googleの規約、法律違反などに該当するキーワードの削除申請をすることが可能です。

「お調べになりたいことを入力してください」をチェック

「お調べになりたいことを入力してください」という項目が表示されるので、こちらをチェックします。

「オートコンプリートまたは関連検索キーワード」に設定されていることが確認できたら、削除依頼をすべき根拠を選択していきます。

根拠は以下の3つが用意されているので、適切なものを選択してください。

裁判所命令

法的な問題

児童の性的虐待に関するコンテンツ

裁判所命令、法的な問題を選択するケースが多いですが、キーワードやジャンルによっては三番目の項目にチェックを入れる必要があるケースもあるでしょう。

選択が完了したら、「リクエストを作成」から次のステップに進みます。

「リクエストを作成」から必要事項を記入

「リクエストを作成」では、先ほど選択した項目の具体的な情報を記入していきます。

申立人の基本情報、具体的な理由を詳細に入力していきましょう。

この理由などが適切ではない、削除に値しないとGoogleに判断されると削除してもらえないので注意してください。

弁護士などの協力を仰ぎ、どうしても削除してほしいことが伝わるよう記入することが大切です。

Googleサジェスト広告をかしこく活用！

低コストでより高い効果が期待できるGoogleサジェスト広告について解説しました。

世界中で利用率が高いGoogleのサジェスト機能をかしこく活用すれば、低予算でも自社の商品やサービスの認知度を高め、購入や申し込みにつなげることが可能です。

サジェスト広告を運用している業者に相談する際は、過去の実績や運用方法、費用なども確認し、信頼できる業者を選んでくださいね。